ミステリ&SFへの誘い
99/09/11〜カウンタ
お奨めの小説のリストです。
基本的に短編はあまり好きではないので、長編のみです。
また、最近の作品は読んでないので、古いものばかりです。
SFへの誘い 11.10.15

ミステリへの誘い

●読んでないなら絶対読むべし
1 813、続813 アルセーヌ・ルパンのマイベスト。原題が異なるので正・続となっているが、上・下と考えた方がいい。
モーリス・ルブラン
2 虎の牙 ルブランが書いた普通の小説は、ジュール・ルナールに絶賛されたとか……。
モーリス・ルブラン
3 カリオストロ伯爵夫人 アルセーヌ・ルパンはオーギュスト・デュパンのもじりなので、リュパンが正しい。でもルパンが好き。
モーリス・ルブラン
4 Xの悲劇 パズラー(本格推理小説とか探偵小説と呼ばれるもの)のマイベスト。
エラリー・クイーン
5 Yの悲劇 しばしばミステリベスト1に選ばれた傑作。
エラリー・クイーン
6 オランダ靴の謎 国名シリーズのマイベスト(私だけに限らないだろうけど)。
エラリー・クイーン
7 エジプト十字架の謎 
エラリー・クイーン
8 靴に棲む老婆 パズラーとしての評価は低いかも……。しかし、ミステリの枠を外せばクイーンのベストかもしれない。
エラリー・クイーン
9 僧正殺人事件 ヴァン・ダインのマイベスト。
S.S.ヴァン・ダイン
10 グリーン家殺人事件 これも、しばしばミステリベスト1に選ばれた傑作。
S.S.ヴァン・ダイン
11 皇帝の嗅ぎ煙草入れ カーのマイベスト。少しでもヒントめいたことを書くとネタばれになってしまうので、素晴らしいミスディレクションとだけ書いておこう。
ジョン・ディクスン・カー
12 火刑法廷 
ジョン・ディクスン・カー
13 そして誰もいなくなった 私に言わせれば、クリスティーはプロットとミスディレクションのみの作家だが、このプロットはすごい。
アガサ・クリスティー
14 ナイルに死す 
アガサ・クリスティー
15 黄色い部屋の謎 密室ものの金字塔。
ガストン・ルルー
16 赤毛のレドメイン家 江戸川乱歩が絶賛した傑作。
イーデン・フィルポッツ
17 矢の家 素晴らしい手がかり。読者は、それが手がかりであることすら気づかないかもしれない。
A.E.W.メースン
18 トレント最後の事件 
エドモンド・C.ベントリー
19 野獣死すべし 「アクロイド殺害事件」に挑戦した作品。と書いたからといってつまらなくなるような底の浅いものではない。
ニコラス・ブレイク
20 ヒルダよ眠れ ひょっとして、ハッピーエンドじゃないのでは?と心配したが……。
アンドリュー・ガーヴ
21 死の接吻 
アイラ・レヴィン
22 はなれわざ 
クリスチアナ・ブランド
23 トライアル&エラー 
アントニイ・バークリー
24 レディにささげる殺人物語 「犯行以前」というタイトルの方がいいのに……。ペンネームもフランシス・アイルズの方が好き。
アントニイ・バークリー
25 二人の妻をもつ男 文学の香り高い傑作。
パトリック・クェンティン
26 すねた娘 ご存じペリー・メイスンもの。
アール・S.ガードナー
27 義眼殺人事件 
アール・S.ガードナー
28 シンデレラの罠 「私は探偵で、証人で、被害者で、犯人なのです。私は4人全部なのです。」
セバスチアン・ジャプリゾ
29 わらの女 映画はつまらなかった。これは、ハッピーエンドにしてはいけない作品なのだ。
カトリーヌ・アルレー
30 血の収穫 原題は「赤い収穫」。黒沢明の「用心棒」、マカロニ・ウェスタンの「荒野の用心棒」、ブルース・ウィリスの「ラストマン・スタンディング」の原作。
ダシール・ハメット
31 獄門島 
横溝正史
32 七十五羽の烏 「名探偵復活」の必要性を説いた作者の実践作。
都築道夫
33 虚無への供物 「××が犯人」というのは、かなり無理があるが、パズラーのおもしろさを再確認させてくれる傑作。
中井英夫

●けっこうお奨め
1 水晶の栓 
モーリス・ルブラン
2 カリオストロの復讐 
モーリス・ルブラン
3 棺桶島 
モーリス・ルブラン
4 レーン最後の事件 クリスティーが、ある作品の発表を遅らせる原因となった作品。
エラリー・クイーン
5 ギリシア棺の謎 
エラリー・クイーン
6 チャイナ橙の謎 
エラリー・クイーン
7 スペイン岬の謎 
エラリー・クイーン
8 ニッポン樫鳥の謎 
エラリー・クイーン
9 災厄の街 
エラリー・クイーン
10 カブト虫殺人事件 
S.S.ヴァン・ダイン
11 ケンネル殺人事件 
S.S.ヴァン・ダイン
12 三つの棺 密室ものにこだわったカーの面目躍如。
ジョン・ディクスン・カー
13 ユダの窓 カーター・ディクスンは、ジョン・ディクスン・カーの別名。
カーター・ディクスン
14 ゴルフ場殺人事件 
アガサ・クリスティー
15 ビロードの爪 
アール・S.ガードナー
16 幸運な足の娘 
アール・S.ガードナー
17 門番の飼猫 
アール・S.ガードナー
18 ガラスの鍵 
ダシール・ハメット
19 本陣殺人事件 
横溝正史
20 不連続殺人事件 
坂口安吾
21 白昼の死角 「ナニワ金融道」が好きな人は必読。
高木彬光
22幻の女 ミステリ・ハンドブック(早川書房)でベスト1に選ばれたサスペンスの傑作。
ウィリアム・アイリッシュ
23その女アレックス 最近(2017年)読んだ中では出色。
ピエール・ルメートル
24ハンニバル 後から見たせいか、映画はイマイチだった。
トマス・ハリス
25ダ・ヴィンチ・コード 映画はまだ見てないが、一気に読ませる秀作。
ダン・ブラウン
26荊の城 これをミステリに含めるのは広げすぎだと思うし、一部の視点を変えた重複が退屈だが、終盤は一気に読ませる。
サラ・ウォーターズ
27大誘拐 これもミステリのおもしろさとは違う気がするが、誘拐犯を叱咤激励するおばあちゃんが痛快。映画を先に見たが、原作の方がよかったと言えないのが残念。
天藤真
28血統 競馬ミステリという異色作だが、本質的にはハード・ボイルドや冒険小説に近い気がする。
ディック・フランシス
29利腕 恐怖心に負けて尻尾を巻いてしまった探偵が誇りを取り戻すまで。やはりミステリのおもしろさからは遠い気がする。
ディック・フランシス

●有名だけどよく覚えてない
1 バスカヴィル家の犬 
アーサー・C.ドイル

●有名だけどつまんなかった

1

アクロイド殺害事件 プロットはいいのに……。
アガサ・クリスティー
2 ABC殺人事件 
アガサ・クリスティー
3 ゼロ時間へ 
アガサ・クリスティー
4 オリエント急行の殺人  映画を見たのみ。
アガサ・クリスティー
5 帽子収集狂事件 
ジョン・ディクスン・カー
6 時の娘 
ジョセフィン・テイ
7 
フリーマン・W.クロフツ
8 マルタの鷹 
ダシール・ハメット
9 長いお別れ 
レイモンド・チャンドラー
10 点と線 犯人以外誰も知らないことが徐々にわかってくるなんて話が、何でパズラーに分類されるの?
松本清張
11 刺青殺人事件 この人のパズラーは、作者が「すごいだろう、すごいだろう」と言ってる割に、ちっともすごいと感じない。
高木彬光


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