ヒントがわりのクイズの答
【問題１】
被害者が生きていたという証言と死んでいたという証言から犯行時刻を狭めていく方法以外にも犯行時刻がわかる場合があるが、それはどんな場合か？
証言に矛盾が生じた場合（ヒント４参照）。
【問題２】
誰も被害者が既に殺されていたと証言していないにも関わらず、被害者は既に殺されていた（厳密には１時間後には死んでいた）と断定できる場合があるが、それはどんな場合か？
特定の時刻について、どの部屋も証言した誰かに見られていたにも関わらず、誰も被害者について証言しない場合（ヒント８参照）。
【問題３】
誰も被害者を見たと証言していないにも関わらず、被害者が生きていたと断定できる場合があるが、それはどんな場合か？
黒の間にいた人物が被害者について何も証言しない場合（ヒント３参照）。
【問題４】
乱数種に7261139を指定した場合の問題を解け。
山野の13時の証言から犯行時刻は13時以降と言える（ヒント５）。また、15時の３人の証言から犯行時刻は15時以前と言える（ヒント８）。
14時の証言により、13時と15時について全員のアリバイが成立するから（ヒント13・ヒント14）、犯行時刻は14時。
中村と市川がアリバイを認め合い（ヒント12）、15時の島谷の証言より島谷のアリバイが成立し（ヒント13）、14時の島谷の証言により鈴木のアリバイが成立する（ヒント12）。
つまり、唯一アリバイのない山野が犯人。
【問題５】
乱数種に7370325を指定した場合の問題を解け。
17時の鈴木の証言により、犯行時刻は17時以降（ヒント５）。
22時の市川の証言により、犯行時刻は22時以前（ヒント６）。
20時の市川の証言により、中村・島谷・山野の18時〜22時のアリバイが成立し（ヒント14・ヒント12）、市川の19時・21時のアリバイも成立する（ヒント13）。さらに、市川の19時の証言より市川の18時・20時、鈴木の18時の証言より鈴木の17時・19時、鈴木の21時の証言より鈴木の20時・22時のアリバイが成立する（いずれもヒント13）。21時の鈴木のアリバイは市川が証明している（ヒント12）。
鈴木の17時の証言より鈴木以外の17時のアリバイ、山野の22時の証言より市川の22時のアリバイが成立する（いずれもヒント15）。
18時の鈴木のみ、アリバイがない。
【問題６】
乱数種に18465111を指定した場合の問題を解け。
山野のいた部屋について鈴木と山野の証言に食い違いがあるので、犯行時刻は22時（ヒント４）。
一方、鈴木は市川を見たと言っているのに、市川は鈴木を見たとは言っていない。山野がウソをついていると仮定すると、鈴木か市川か、もうひとり真実を語っていない者がいることになり、犯人はひとりというルールと矛盾する。市川が事実を隠していると仮定した場合も同様。したがって、ウソをついているのは鈴木。
実は、この問題は後者の食い違いに注目するだけで解ける。それを示すのが次の問題だ。
【問題７】
乱数種に33972076を指定した場合の問題を解け。
山野は市川を見たと言っているのに、市川は山野を見たと言っていない。つまり、山野がウソを言っているか、市川が事実を隠している。したがって、犯行時刻は12時。
山野の証言により、市川にアリバイが成立するから（ヒント12）、市川は事実を隠していない（ルールg）。したがって、山野が7（黄の間）にいたというのはウソ。
